【神宮大会】横浜がベスト4進出 1年生右腕・織田翔希が明徳義塾を9回2安打の完封勝利 好守も光る 97年・松坂以来、2度目の優勝へ
■第55回記念 明治神宮野球大会 高校の部 2回戦 横浜(関東・神奈川)2ー0 明徳義塾(四国・高知) (21日 神宮球場) 横浜は1年生右腕・織田翔希が明徳義塾に9回2安打完封勝利を挙げ初戦を制しベスト4進出を決めた。横浜は17年ぶり4度目の出場で松坂大輔投手(元西武)を擁した1997年以来2度目の優勝を目指す。明治神宮大会で優勝した地区には例年通り来春の第97回センバツ大会に1枠が与えられる。 両校は甲子園では3度対戦し横浜がすべて勝利、明治神宮大会では初対戦となった。明徳義塾は5年ぶり9度目の出場で2017年以来3度目の頂点を狙っていた。 横浜の先発は背番号「10」の織田翔希(1年)。織田は最速149キロ右腕で関東大会3試合、18回⅓を15奪三振、3失点(自責点2)の防御率0.98と抜群の安定感を見せた。 織田は1回、2回で3つの三振を奪い1人も走者も出さない立ち上がり。 明徳義塾の先発は左腕・池崎安侍朗(2年)で今夏の甲子園では2試合を1人で投げ抜いてきた。後攻の横浜は2回、先頭の4番・小野舜友(1年)が四球、続く奥村頼人(2年)が左中間にタイムリースリーベースを弾き返し1点を先制。なお無死三塁ではスクイズが成功ぜず追加点を奪えず。 すると織田は3回、先頭打者にツーベースに捕逸もあり無死三塁のピンチを招く。だが三塁手・為永晧(2年)が三邪飛をバックハンドで大好捕、タッチアップで本塁を狙った三塁走者を好返球で封殺し同点の危機を阻止する。 織田は4回1死から死球、5回も1死から単打を許すも後続を抑え、6回は打者3人で退けた。 横浜は6回の攻撃で2死から奥村頼が二内安打、続く途中出場・今村稀翠(2年)がレフト前へヒットを落とし敵失も絡み、2ー0とする。 織田は7回を打者3人で打ち取り三者凡退、8回は2死から四球を出すがセンターの主将・阿部葉太(2年)が次打者の前への打球をダイビングキャッチし織田を盛り立てる。 織田は9回も三者凡退に抑え9回を126球、2安打、3四死球、6奪三振の無失点で完封勝利を挙げた。