「ドラム式」VS「縦型」水道代と電気代を安くおさえられる洗濯機はどっち?
洗濯機を「ドラム式」にするか「縦型」にするかは、家計に大きな影響を与えるポイントの一つです。特に水道代と電気代を節約したい方にとって、それぞれにかかるコストを知っておくことは重要でしょう。 そこで今回は、洗濯機の「ドラム式」と「縦型」それぞれにかかる水道代と電気代を比較します。少しでも出費を減らしたいとお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。 ▼「シャワーだけ」vs「お湯をためる」1人暮らしはどっちがお得? それぞれの水道代・ガス代を比較
「ドラム式」と「縦型」洗濯機それぞれにかかるコスト
では実際に、「ドラム式」と「縦型」洗濯機にかかる水道代と電気代を見てみましょう。 なお、標準使用水量と消費電力量は、シャープ株式会社のデータを基にしています。水道代は東京水道局の目安である0.24円/リットル、電気代は公益社団法人全国家庭電気製品 公正取引協議会による31円/キロワットアワーを用いて算出しています。 ■ドラム式洗濯機 まずは、ドラム式洗濯機にかかる水道代と電気代です。ドラム式洗濯機で「洗濯のみ」の場合と「洗濯~乾燥」まで済ませた場合のコストを表1にまとめました。 表1
※筆者作成 乾燥にかかる電気代が高い点から、「洗濯のみ」と「洗濯~乾燥」の場合でコストに約10円の差が生じることが分かりました。 ■縦型洗濯機 次は、縦型洗濯機にかかる水道代と電気代です。ドラム式洗濯機と同様に「洗濯のみ」の場合と「洗濯~乾燥」まで済ませた場合のコストを表2にまとめました。 表2
※筆者作成 縦型の場合も乾燥にかかる電気代が高くなることから、「洗濯のみ」と「洗濯~乾燥」のケースでは、約58円の差が生じました。
「ドラム式」と「縦型」洗濯機のコストを比較
算出したそれぞれの水道代と電気代を表3で比較してみましょう。なお、1ヶ月(30日と仮定)あたりのコストは、1日1回洗濯機を使用したと仮定しています。 表3
※筆者作成 表3より、「洗濯のみ」の場合も「洗濯~乾燥」まで済ませた場合も、ドラム式の方が水道代と電気代は安くおさえられることが分かります。その差額は1回あたり、「洗濯のみ」で約330円、「洗濯~乾燥」で約1770円です。 少しでも水道代と電気代を節約したい方は、ドラム式の洗濯機を使うことがおすすめです。 なお、製品や使用環境、洗濯物の量などによってかかるコストは変動します。あくまで目安として参考にしてください。