国民民主中心に揺れ動く?「誰の名前を書くか」約30年ぶりに与党過半数割れで総理指名選挙【news23】
国民民主党 インスタグラムより 「賃金上がっても手取りが増えない。ガチで危機感持った方がいい」 国民民主党 YouTubeより 「全ての働く人の減税効果を生み出すのが私たちの政策です」 思い出されるのが7月の東京都知事選。候補者の石丸伸二氏が、SNSを駆使して急速に知名度を広げました。 40代 「玉木氏が有権者に訴えている動画を見た。共感できる内容だったなと」 20代 「日頃自分が見るSNSの中に、政策の動画や広告が出てくるのは自然と目につく」 毎回、選挙のたびに課題となる若い世代の投票率。国民民主党などのSNS戦略が、1つのヒントになるのではないかと専門家は話します。 米重克洋氏 「都市部においては地域の繋がりよりも、インターネットを通じて地域の壁を越えたコミュニケーションや情報収集をしている人が多くなってきている。若い世代においてはそういう傾向が強い」 ■具体的な戦略を訴える戦術が功を奏したか いろんな媒体の意見を判断することも重要 小川彩佳キャスター: 国民民主党の躍進の背後にはSNS戦略があったということですが、どう分析されますか。 データサイエンティスト 宮田裕章氏: ターゲットマーケティングというのはアメリカ大統領選挙でも常套手段です。若者がどんな政策を欲しているのか。そういった具体的な政策をYouTubeやSNSを通じて訴えかけていく戦術が、今回功を奏した。伸び悩んだ政党は裏金問題を批判しても、ポジティブな面や票を入れてもらうような部分が足りなかったと思います。 こうした中で、SNSでは都合の良い部分だけが提供されてしまうので、その候補者あるいは政党がどのようなことを考えているのかを中立的なマスメディア等の色々な媒体を通して判断していくのも重要です。 藤森祥平キャスター: 自分の考えに近いものだけでなく、色々な視点の意見を取り入れながら決めていくということですね。 ■「白票」SNSで賛否 無効票扱いも 藤森祥平キャスター: 今回の衆議院選挙投票率は53.85%、戦後3番目の低さでした。この投票に関して、何も書かずに1票を投じる「白票」について考えていきたいと思います。 「投票したい人がいないときは白票を投じよう」といった声がある一方で、「誰かにどこかに投票しよう。白票に意味はない」という否定的な声などSNS上でも議論になりました。 白票というのは、投票用紙に候補者の名前などを書かずに投じると「無効票」として扱われます。一方で、投票率には反映されます。