国民民主中心に揺れ動く?「誰の名前を書くか」約30年ぶりに与党過半数割れで総理指名選挙【news23】
総理指名選挙で誰の名前を書くか。 今回の選挙で大きく議席を減らした与党の全議員が「石破茂」と書いても、過半数には届きません。一方で、立憲民主党の全議員が「野田佳彦」と書いても過半数には届きません。 そこで今回の選挙で躍進した国民民主党がどちら側につくか、双方がラブコールを送っている状況ですが、玉木代表は自分を指名させると強調しています。 立憲民主党の野田代表は30日、日本維新の会、共産党と党首会談を行いますが、国民民主党の玉木代表との会談は開催のめどが立っていないといいます。 29日夜、BS-TBSの番組に出演した国民民主党の榛葉幹事長は… 国民民主党 榛葉賀津也幹事長 「党首会談の目的が首班指名で野田代表の名前を書いてほしいというお願いのご挨拶ということで、『玉木』と1回目、2回目書くので来ていただいても我々は変わらないと。我が党との党首会談はなくなった」 ■議席増加の国民民主党 SNSで若者の支持拡大 多くの有権者が自民党政権に“NO”を突きつけた今回の衆院選。しかし、投票率は53.85%と、戦後3番目に低い結果となりました。 そんな中でも議席を大幅に増やしたのが、国民民主党です(公示前7議席→選挙後28議席)。 投票1週間前に実施した調査では、多くの20代~30代が投票先として国民民主党を選んでいます。 20代 「投票先は国民民主党。一番政策が現実的で、地に足がついてる」 今回の選挙で、なぜ国民民主党は若い世代から支持を得られたのか。 独自のデータで選挙を分析する専門家は、国民民主党の戦略について、こう分析します。 JX通信社 代表取締役 米重克洋氏 「『若者を潰すな』」ということで、若い世代の社会保険料などの負担が高齢者に比べて非常に重くなっていること、若者・現役世代の現実的な課題に対して語りかけていく戦術が非常に効いている」 若い世代へのアプローチとして国民民主党が多用したのが、SNSのショート動画です。