広島・大瀬良大地、「もっとダウンという思いでいたが…」総額5億円の2年契約に「今年の頑張りを評価していただいた」と笑顔
今季まで3年契約を結んでいた広島の大瀬良大地投手(33)が3日、広島市南区の球団事務所で契約更改交渉し、2000万円増の年俸2億円プラス出来高払い、総額5億円(金額は推定)の2年契約でサインした。 球団の提示に「(3年契約の)1、2年目が悔しい結果になり、もっとダウンという思いでいたが、今年の頑張りを評価していただいた」と納得の笑顔。防御率は一昨年が4・72、昨年は3・61、今季はリーグ4位の1・86をマークし、複数年の好条件を勝ち取った。 エース復権の要因については「カットボールとスライダーの曲がり球の投手というイメージを脱却してシュート、フォークボールの割合を増やして投球の幅を広げていきたいと考えた結果、うまくはまってくれた」と分析。右打者の外、左打者の内に曲がる球種への偏重を見直し、反対方向や落ちる変化球を増やした。ストレートは「スピードは例年とそう変わらない、もしくはちょっと下がっている」というものの「被打率も下がり、数値も良くなっている」と質は向上した。 今季の新しい投球スタイルも「しっかり確立できたとは思っていない」というのが実感。「まだまだ伸ばしていける要素がある」。33歳の右腕は改善の余地に目を向けていた。
中日スポーツ