『光る君へ』周明(松下洸平)の胸に矢が突き刺さるシーンに視聴者最注目 第46話画面注視データを分析
ジャッキーちゃん&守谷日和の登場に反応
今回は1019(寛仁3)年の様子が描かれ、視聴者の期待も高いと思われる一大イベント、「刀伊の入寇」がいよいよ開幕した。大宰権帥・藤原隆家の活躍と、思わぬ形で巻き込まれるまひろと周明に「クギヅケ」となった視聴者は多かったのではないだろうか。20年の時を経て太宰府で再会し、再び心を通わせたまひろと周明だったが、2人の結末は次週に持ち越しとなった。 注目度トップ3以外の見どころとしては、創作に対するパッションあふれる赤染衛門と、そんな衛門に圧倒される源倫子や、2人の間で愛らしい姿を行き来させるこまるが挙げられる。九州での緊迫したシーンと、2人プラス1匹ののどかなシーンの対比は面白い演出だった。SNSでは「赤染衛門さんの早口めっちゃおもしろかった! まひろもききょうも衛門さんも毛色の違うオタクだな」「あの倫子さまをドン引きさせる赤染衛門すごい」「赤染衛門の作家魂に火をつけたのは倫子さまだから、仕方ないよね」といった意見が集まっている。 第59代・宇多天皇の在位期間は887年から897年なので、衛門は約130年もさかのぼって書こうとしている。本当は「大化の改新」から描きたいという衛門はこの年で63歳になる。自身の寿命を鑑みて宇多天皇よりスタートした衛門の判断は賢明だったといえるだろう。 また、ものまねタレント・ジャッキーちゃんと、お笑いタレント・守谷日和の登場も話題となっている。「ジャッキーちゃんいるやん!」「双寿丸と戦ってるの、ジャッキーちゃんやん」「緊迫した画面で守谷日和さんでてきて笑ってもうた」「光る君へ見ていたら守谷日和が出てきてびっくりした」などと、日本の国難のシーンに似つかわしくない、人気タレント2人のサプライズ出演にSNSは大きな盛り上がりを見せた。相変わらず抜かりないキャスティングだ。
きょう1日に放送される第47話「哀しくとも」では、国防に命をかけた武士たちに対する恩賞をめぐり、摂政・藤原頼通(渡邊圭祐)と大納言・藤原実資(ロバート・秋山竜次)が意見を対立させる。そして誰かに向かって放たれた「私が気付いていないとでも思った?」という、刀伊の矢よりおそろしい源倫子の言葉に、再会するまひろと太閤・藤原道長の様子が描かれる。次回は果たしてどのシーンが最も注目されるのか。 ■ REVISIO 独自開発した人体認識センサー搭載の調査機器を一般家庭のテレビに設置し、「テレビの前にいる人は誰で、その人が画面をきちんと見ているか」がわかる視聴データを取得。広告主・広告会社・放送局など国内累計200社以上のクライアントに視聴分析サービスを提供している。本記事で使用した指標「注目度」は、テレビの前にいる人のうち、画面に視線を向けていた人の割合を表したもので、シーンにくぎづけになっている度合いを示す。
REVISIO