【日本ハム】レイエス25試合連続安打「森本コーチからもモーレに塗り替えてほしいと言われて」
<ソフトバンク5-8日本ハム>◇4日◇みずほペイペイ 日本ハムのフランミル・レイエス外野手(29)が、球団記録を塗り替える25試合連続安打を記録した。初回2死一塁の第1打席、ソフトバンク大関から左翼へ先制の18号2ラン。51年の大下弘、07年の森本稀哲(現外野守備走塁コーチ)がマークした「24」を抜いた。チームは土壇場9回に3点差を逆転勝ち。首位相手の2連勝でソフトバンクとのゲーム差を9に詰めた。 【動画】どこまで伸びるのか レイエス球団記録25試合連続安打! ◇ ◇ ◇ あっさりと記録を塗り替えた。初回の第1打席で先制2ラン。レイエスは「打者有利のカウントでいいゾーンに来たので思い切って振り抜きました。低い弾道でしたがコンタクトが良かったので、打った瞬間入ると思いました」。パワーを生かした強烈な弾道での新記録樹立だった。 森本コーチらがつくった24試合連続安打を抜いた。「森本コーチからもぜひモーレ(レイエス)に塗り替えてほしいと言われていたので、すごくうれしい」。来日1年目で球団史に名を刻み、「自分の記録はそんなに意識はしてなかったのですが、何よりホームランで記録を超すことができて。(春季キャンプの)沖縄からやっていきたことを思い返して、感動しました」と振り返った。 8月から一気にスイッチが入った。月間成績は77打数31安打、打率4割3厘、8本塁打と急上昇。新庄監督は「右足の股関節にこう(体重を乗せる)トレーニングをさせてるんですけど。向こう(左側)からボールが来るから、慌てて自分から出ていかないようにって」。しっかり自分の間合いに呼び込んで振れば、パワーで確実にスタンドへ運べると踏んだ指揮官の狙いが、がっちりはまった。 8月2日、この日と同じ敵地ソフトバンク戦で連続試合安打を開始。同31日の西武戦では22試合連続安打を放ち、まずはセギノールが06年に記録した球団の外国人連続試合安打記録を更新した。レイエスは「先発ピッチャーに関して言えば、間がそんなに開いてなければ、頭の中に入っている」。大関からは3試合連続安打。捉えた記憶をしっかり整理し、記録が始まった球場で、新たなヒストリーをつくった。【永野高輔】 ▼レイエスが8月2日ソフトバンク戦から25試合連続安打。連続試合安打は79年高橋(広島)の33試合が最長だが、日本ハムでは51年大下、07年森本の各24試合を抜く球団新記録となった。25試合以上は史上30人目になるが、現12球団では日本ハムと楽天だけ25試合続けた選手が出ていなかった。また、外国人選手で25試合連続安打は83年バース(阪神)に並ぶ6位タイ。