PGAツアーデビューした18歳キヘイ・アキナのクラブセッティング
今週開催のPGAツアー「ブラックデザート選手権」で、18歳のキヘイ・アキナがツアー初出場を果たした。ユタ州ハイランドのローンピーク高校に通う3年生で、スポンサー招待で登場した。 【画像】今後のトレンドに? オデッセイの新パターをツアーで発見
ハワイ州カフク出身のアキナは、現在ロレックスAJGA(全米ジュニアゴルフ協会)ランキング12位につけるジュニアゴルファー。ブリガムヤング大学への進学を公言しており、すでにコーンフェリーツアー(米下部ツアー)には出場している。「ユタ選手権」では49位タイ(通算13アンダー)で終え、PGAツアーの舞台でお披露目となった。 18歳の高校生は、一体バッグに何を入れているのか? 我々は開幕前日の水曜に、その答えを明らかにした。 クラブセッティングは基本ピンのクラブでまとめており、ドライバーは「G430 LST」を使用し、シャフトは藤倉コンポジットの「ベンタスブルー6X」を装着。調節可能なバックウエートはドローのポジションにセットされている。
アキナはPGATOUR.COMに対し、「これは強力な武器です。僕にとっては、ドローセッティングにすることで弾道が少し真っ直ぐになります。今はフェード寄り(のスイング)になっているので」と述べた。 フィッティングの観点から言うと、自分のスイングの傾向を把握し、クラブを最適なパフォーマンスのために調整するのは重要なことである。18歳は、これについてプロ並みに理解している。 プロのライフスタイルを体験できる今週、アキナは「G430MAX」の3番ウッドを実戦投入しようとしており、これにも藤倉コンポジットの「ベンタスブルー」シャフトが装着されていた。新品の一本はまだ試合で一度も打っておらず、開幕前日にテストするとしていたため初日に使用したかは分からないが、新しいギアが常に使える状態に整えられたトップレベルのツアーへ『ようこそ』と言ったところか。 アイアンに視線を転じると、アキナは“フェアウェイ・ファインダー(フェアウェイキープ用)”と呼ぶピン「i230」の3番アイアンをバッグに入れており、彼はこれについて、弾道の高低を操作することができると述べている。 それ以外のアイアンセット(4番~PW)は、ピン「ブループリントS」のキャビティバックモデルを使用。このアイアンについて、どのようなミスヒットにも寛容と話す。興味深いことに、アキナはトゥルーテンパーの「ダイナミックゴールド ツアーイシュー120」X100シャフトを使用しているが、これは重量が約130gある標準のX100ツアーイシューよりも若干軽いモデルとなっている。 ウェッジは自身のイニシャルが刻印された真新しいピン「S159」を使用する。溝のシャープな新しいクラブは、インパクトでゴルフボールとの摩擦を高め、止める力を高めつつ、グリーン周りでのコントロールを向上させる。 パターは、ホーゼル前面に地元ハワイの市外局番である“808”が刻印され、背面に彼のイニシャルの刻印されたカスタムのピン「PLDパター」を使用している。自身のバッグで最も重要なクラブとし、「このピンPLDには、底に少しばかり鉛テープを貼っています。刻印も施されていて、これは惚れ惚れします。色も気に入っています。今週はこれでパットを決めることができればと思っています」。 日没サスペンデッドした初日は16ホールを終えて2アンダーで、暫定62位にいる。 (協力/ GolfWRX, PGATOUR.com)