もうすぐ高校生の子どもがいます。授業料無償化は助かるのですが、そのほかの費用はどのくらいで「公立」と「私立」は違うのでしょうか?
公立高校と私立高校の授業料以外にかかる費用の違い
文部科学省の「令和3年度子供の学習費調査の結果について」によると、高等学校(全日制)の学習費総額は、公立と私立で以下のように違います。 ・公立高等学校:51万2971円(学校教育費:30万9261円、学校外活動費:20万3710円) ・私立高等学校105万4444円(学校教育費:75万362円、学校外活動費:30万4082円) ■学校教育費の内訳 高等学校の学習費総額のうち、学校教育費の内訳は図表2のとおりで、授業料以外に学校納付金等の金額差が大きいことを確認できます。 【図表2】
※文部科学省「令和3年度子供の学習費調査の結果について」より筆者作成 ■公立と比べて私立の学校外活動費が高い 公立高等学校と私立高等学校の学校外活動費を比べると、文部科学省の「令和3年度子供の学習費調査の結果について」では、図表3のように補助学習費がもっとも高いことを伝えています。 【図表3】
※文部科学省「令和3年度子供の学習費調査の結果について」より筆者作成 補助学習費とは、学習塾や家庭教師にかかる費用のことで、公立高等学校と比べて私立高等学校が7万6000円も高いです。
私立高校の授業料以外にかかる費用を事前に把握しておこう
高等学校の授業料無償化によって、かかる学費の負担軽減を期待できます。しかし、高等学校へ通う際には、授業料以外にもさまざまな学校教育費や学校外活動費がかかることを把握しておきましょう。特に公立高等学校と比べて、私立高等学校は学校納付⾦や入学金、学習塾や家庭教師にかかる費用である補助学習費が高い傾向です。 出典 文部科学省 高校生等への修学支援 文部科学省 所得基準に相当する年収目安 文部科学省 支給期間 ・ 支給限度額一覧(令和2年4月以降) 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部