3.4%から63.4%に改善 横断歩道での車の一時停止率 「ハンドサイン」で100%の箇所も 三重県
横断歩道での車の一時停止率が上がる=三重県(三重テレビ放送)
信号機が設置されていない横断歩道での車の一時停止率について、三重県警が県内全域で調査した結果、去年の57.9%から63.4%に改善したことがわかりました。 調査は11月1日から29日までの間、信号機のない県内にある36カ所の横断歩道で行われ、調査員が50台の車が停止するまで横断歩道を渡り、一時停止率を調べました。 その結果、停止率が最も高かったのは亀山警察署と伊勢警察署管内の横断歩道で87.7%、最も低かったところは紀宝警察署管内の横断歩道で26.4%となりました。 県内では2019年に民間会社が調査した一時停止率の調査結果が、3.4%と全国ワースト1位となっていました。 三重県警では、2021年から横断歩道で歩行者が片手を上げて横断の意思を示す「ハンドサイン」のキャンペーンを実施していて、ハンドサインがある場合の一時停止率は平均で84.2%、停止率の最も高かった横断歩道では100%となっています。 今年の県内の人身事故は11月末現在で2482件発生していて、この内、信号機のない横断歩道での事故は31件で1人が亡くなっています。