自衛隊独自の制度により「54歳」で定年退職…60歳・元航空自衛官が掴み取った「定年後」のキャリア【インタビュー】
準備は不安を消す…定年後の「あらゆる事態」を想定
――その後、その学校から株式会社エルロンという日本語研修サービスを提供する会社に転職されます。 竹丸:一昨年、企業にいる外国人向けの日本語研修サービスを行うため、石川陽子さんという女性がエルロンを立ち上げ、私も執行役員として加わり現在に至ります。 ――定年退職をした後、しっかりと別の職業を得ているという意味では好例ですね。 竹丸:ただ、教育サービス職ではありますが、学習者の方々と接していると、むしろ自分のほうが教えてもらっている、磨かれていることに気づく毎日です。 学歴や職歴だけでなく、人柄や努力のされ方などを拝見していると本当に頭が下がる思いで、自分もさらに精進しなければと思います。 また、確かにエルロンまでたどり着いたことも良かったのですが、2年目に新型コロナウイルス感染拡大が起こり、1年目に築き上げたセミナーや研修事業が全て吹っ飛んだりもしました。 すごく残念でしたしショックでしたが、現在はまた違う取り組みを行うなど、まだまだ試行錯誤をしながらではありますが、一歩一歩前進している状況です。 金澤 美冬 おじさん未来研究所 理事長/プロティアン株式会社 代表 株式会社YEデジタル 社外取締役
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