<ヤマトよ永遠に REBEL3199>第2章は「あんなことで終わり…」 “古代進”小野大輔の主題歌が「天恵」に
人気アニメ「宇宙戦艦ヤマト」のリメークシリーズの最新作「ヤマトよ永遠に REBEL3199」の第2章「赤日の出撃」の初日舞台あいさつが11月22日、新宿ピカデリーで開催され、総監督を務める福井晴敏さん、監督のヤマトナオミチさん、脚本の岡秀樹さんが登場した。岡さんは「初日は何度も体験させていただいていますが、今までで一番緊張しています。あんなことで終わりました。ボロボロです。この先どうなるのか?と気にされていると思います。きっと光が見えてくると思います。第2章を何度も見て、第3章を楽しみにしていただければ」と呼びかけた。 【写真特集】「ヤマト3199」第3章は?? ヤマト登場 サーシャも
第2章は、主人公・古代進にとってつらい状況の連続となる。古代進役の声優の小野大輔さんがエンディング主題歌「Reach for the Star」を歌っていることも話題になっている。福井さんは「(同曲に)助けられました。小野さんが主題歌という話はあったけど、どの章になるかは決まっていなかった。この章になったのは天恵です」と思いを明かした。
「3199」は登場するキャラクターが多く、群像劇としての魅力もある。福井さんは「流儀としてシナリオの頭に、全登場人物の名前を書くのですが、それだけで4ページあります。今回は、古代を中心として群像を描く。さまざまな人を配置して、『ヤマト』の宇宙が息づいているのを見せたかった。それにしても多過ぎです」と語った。
「3199」は全7章で、第3章「群青のアステロイド」が2025年4月11日に上映される。最後に、福井さんは「全力を尽くしていきます。今後とも応援をよろしくお願いいたします」と呼びかけた。舞台あいさつは、桐生美影役の中村繪里子さんが進行役を務めた。
「宇宙戦艦ヤマト」は1974年にテレビアニメ第1作が放送され、「宇宙戦艦ヤマト2」「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」「宇宙戦艦ヤマト 復活篇」なども制作されてきた。第1作をリメークした「宇宙戦艦ヤマト2199」が2012~14年、「2199」の続編「2202」が2017~19年に劇場上映、テレビ放送された。全2章の「2205」が2021、22年に劇場上映された。「3199」は、福井さんが総監督を務め、シリーズ構成、脚本も担当する。福井さんは、リメークシリーズの「宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち」「宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち」でシリーズ構成、脚本を担当しており、最新作では総監督も務めることになった。