テリロジー、安全なSaaS利用を実現するイスラエルWing SecurityのSSPMソリューションを国内で展開
株式会社テリロジーは29日、イスラエルWing Securityと日本国内における販売代理店契約を締結したと発表した。これに伴いテリロジーは、Wing Security社のSSPM(SaaS Security Posture Management)ソリューション「Wing Security Platform」を販売開始する。 「Wing Security Platform」は、社内で利用されているSaaSやWebサービス(以下、SaaS)を可視化し、リスクを分析することで、安全なSaaS利用を実現するためのSSPMソリューション。 Google WorkspaceやMicrosoft 365など、企業の基幹業務に不可欠なSaaSに接続されているアプリケーションや、企業で使用を許可していない、または把握できていないSaaSを自動的に検出する機能を備えている。またそれらのSaaSの安全性を、30万件以上の情報を収録した独自のデータベースにより評価することで、検出されたSaaSが安全かどうかを簡単に判断できるという。 さらに、SaaS内で利用されている生成AIの有無や、SaaS内のデータがAIの学習に活用される可能性についても確認可能。検出されたSaaSにおけるユーザーの利用状況や権限設定、長期間未使用のアカウント、OAuthの高い権限が付与されているSaaSなどの情報も可視化でき、情報漏えいにつながるリスクも検知するとした。 このほか、検出されたリスクに自動で対応するための、カスタマイズ可能なワークフロー機能も搭載されており、導入企業は自社に適したプロセスを作成し、運用工数を削減できるとしている。
クラウド Watch,石井 一志