爪が剥がれてしまう原因や対策を医師が解説
流行りのネイルをするのが好きな人も、ナチュラルな自爪を好む人も、爪のお手入れはセルフケアに欠かせないこと。でも、爪が剥がれたときはどうしてる? 原因を心配したほうがいいの? 【写真】肌にも爪にも使える! レモンの「8つの活用法」 皮膚科クリニック「Modern Dermatology」の共同創設者であり院長のディーン・マーズ・ロビンソン医学博士いわく、「爪が剥がれる」とは、爪が脆く弱くなり、爪の先端が割れたり剥がれている状態のことを指すという。「通常は爪の先端から根本に向かって縦に割れたり、ケラチンで構成される爪の層が分かれたりします。これを一般的に、“爪が剥がれる”と呼んでいます」 遠隔医療プラットフォーム「PSOTelehealth」の創設者で乾癬を専門とする皮膚科専門医のファラナク・カマンガー医学博士が言うには、爪が剥がれると、爪甲(ネイルプレート)が分かれて爪の表面が凸凹になってしまうことも。「爪が脆くなると、爪の先端部分(または中心から離れた部分)が割れたり欠けたりすることがあります。加齢や手の洗い過ぎにより、爪甲縦裂症といって、爪に縦線が現れることもあるでしょう」 また、爪床に亀裂や白い線が入っていたり、爪の乾燥や薄さ、敏感さ、表面のざらつきに気付く場合もあると話すのは、美容皮膚科クリニック「Cheung Aesetics and Wellness」の創設者で皮膚科医のジェシー・チャン医学博士。 でも、どうしてこんなことが起きるのだろう? そこで今回は、爪が剥がれるもっとも一般的な原因とその治療法、予防法について、医師たちが詳しく説明してくれた。アメリカ版ウィメンズへルスから詳しくみていこう。
1. 栄養不足
信じられないかもしれないが、ロビンソン医師いわく、爪は体内で起きている多くのことを教えてくれる。「爪が脆くなったり剥がれてしまう一般的な原因は、鉄欠乏性貧血です。疲労感など、その他の症状を伴う場合は、病院で血液検査を受けてください」。さらにカマンガー医学博士によれば、爪の成長にはさまざまなビタミンが必要で、ビオチン、亜鉛、ビタミンD、タンパク質が不足すると爪の剥離を引き起こすことがある。