一人暮らしの息子が「炊飯器のご飯」を3日は保温しているようです。電気代が気になるのですが、保温から冷凍に変えたら毎月どのくらい節約できますか?
炊飯器でご飯を炊いた後、保温の状態のままにしている人もいるでしょう。しかし、保温機能を使用したまま時間がたてばたつほど、電気代がかかっています。 今回の事例では「一人暮らしの息子が炊飯器のご飯を3日間くらい保温にしている」ということです。3日間も保温のままにしておいた場合、電気代はいくらになるのか確認しておいた方がよいでしょう。 本記事では、炊飯器で炊いたご飯をすぐ冷凍し食べるときに電子レンジで解凍する場合の電気代と比較するとともに、ご飯を炊く際にかかる電気代の節約方法についてもご紹介します。 ▼職場のランチ代節約したい!「おにぎり」だけは栄養的にNG? 節約効果も検証
炊飯器で炊いたご飯を3日間保温にしておく場合の電気代
炊飯器でご飯を保温する際にかかる電気代は「1時間あたりの消費電力量(キロワットアワー)×電力料金単価(円/キロワットアワー)」で求められます。消費電力量とは炊飯器を動かす際に使用する電力のことで「消費電力×使用時間」で算出しています。消費電力は商品によって異なるため、カタログなどで確認しておきましょう。 例えば、1時間あたりの保温時消費電力量が16.5ワットアワーの炊飯器の場合だと、キロワットに変換するために1000で割る必要があるため「16.5ワットアワー÷1000×31円/キロワットアワー=約0.5円」(電力料金単価は公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会が公表している目安単価を使用)となります。 保温1時間あたり約0.5円の電気代がかかる計算なので、3日間続けて保温しておくと「約0.5円×72時間=約36円」かかります。 これに、炊飯器でご飯を炊く際にかかる電気代を計算してくわえる必要があります。一回あたりの炊飯時消費電力量が151ワットアワーとすると「151ワットアワー÷1000×31円/キロワットアワー=約4.7円」になるため、3日間の保温にかかる電気代と合計すると約40.7円の電気代がかかる計算です。 ご飯を炊いてから3日間保温し、4日目にまたご飯を炊くと仮定した場合、1ヶ月に10回はご飯を炊くことになります。つまり、1ヶ月に約407円の電気代がかかると考えられるでしょう。