ポスター掲示問題、49人目以降は自らアクリル板に貼り掲示 都選管
20日告示された東京都知事選をめぐり、都選挙管理委員会は同日午前、緊急の記者会見を開き、事前に設置していた48人分のポスター掲示場について、49人以上の立候補が確実になったとして、追加でポスターを掲示する方法を説明した。届け出順が49番目以降の候補者は、都選管が提供するアクリル板にポスターを貼り、自ら掲示板に固定するように依頼するという。 【写真】都庁近くに設置された都知事選の選挙ポスター掲示場=2024年6月20日午前8時53分、東京都新宿区、恵原弘太郎撮影 都選管によると、都内に約1万4千カ所設置されているポスター掲示場の下部に、候補者自らがアクリル板に貼ったポスターを画びょうやテープを使って固定する。下部への固定が難しい場合は、左右や上部への増設も認める。アクリル板や画びょう、テープなどは都選管が提供するという。 知事選には20日午前11時40分までに、37人の立候補が受理され、過去最多だった前回選(22人)を上回った。前日までに届け出に必要な書類の内容確認を終えた立候補予定者は54人に上り、20日午後5時の届け出終了までに、立候補が受理される候補者はさらに増える見通しだ。(中村英一郎)
朝日新聞社