四季報で簡単に判別 ! 「ESG投資」で上昇株を探す極意
広がりを見せているESGで10倍株を探す秘訣とは?(イメージ写真:tadamichi/PIXTA)
環境的な課題、社会的な課題、経営的な課題について、投資を通じて解決しようというESG投資が広がりを見せています。 そんな中、個人でもESG投資にチャレンジすべきだと語るのが『 「会社四季報」で発見 10倍稼ぐ!ESG株 』の著者である瀧澤信氏です。 国連や政府の定義するESGではなく、自分自身の問題意識に即したセルフESG投資とはどのようなものか。その考え方や『会社四季報』を活用したESG銘柄の見つけ方などについて寄稿いただきました。ESGは、Environment(環境的な課題)、Social(社会的な課題)、Governance(投資先企業の経営的課題)について、投資を通じてそれぞれの課題を解決していく試みのことで、国連主導で始まりました。皆さんもよくご存じのSDGsもおなじような文脈で、国連が展開してきました。 これらの活動は非常に重要ではありますが、今ひとつ、庶民感覚ではピンとこない面もあります。というのも、そもそもSDGsの目標設定自体が大がかりすぎて、普段の生活の感覚とは乖離しているものが多いためです。 「飢餓の撲滅」や「トイレを普及する」といったSDGsの目標は、全世界的には重要ですが、日本に住む私たちの日常感覚からは少し遠い感じがします。 このため、ESGファンドを購入するといっても、その投資資金が具体的にどのように自分自身の幸せのために使われているのか、ややモヤモヤした感が拭えません。どこか、寄付的なニュアンスが強く、投資の本来の「リターン」としての実感が湧きにくいのです。
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瀧澤 信