FIFAがパリ五輪バックアップメンバーのルール変更を発表!! 大会中の負傷入れ替えだけでなく回復後の復帰も可能に
国際サッカー連盟(FIFA)は16日、パリオリンピック(パリ五輪)サッカー競技のバックアップメンバー補充に関するレギュレーションを発表した。大会登録メンバー18人に負傷者が出た場合、大会期間中もバックアップメンバー4人から補充することができる上、もし負傷者が大会中に回復した場合は再度復帰することも可能に。入れ替えの柔軟性が高まることで、バックアップメンバーの重要性はより高まりそうだ。 【写真】「マジで美人」「可愛すぎてカード出る」現地観戦した女子アナに称賛集まる 負傷した選手のメンバー入れ替えが行われた後、回復すれば再び復帰可能となるというレギュレーションは、国際大会では異例の試み。オリンピック競技では史上初の採用となる。国際オリンピック委員会(IOC)は今月、他競技も含めた「事後的な選手交替」(LAR)ルールを変更したのに伴い、サッカー競技でも実現した形だ。 パリ五輪のサッカー競技では、大会登録メンバー18人がすでに提出済み。これに加えて4人のバックアップメンバーも登録されている。4人のバックアップメンバーには19~22の背番号が与えられており、もし登録メンバー18人にケガや体調不良などの「健康上の理由」があった場合、診断書を提出することで大会中にも入れ替えをすることが認められている。 加えて今回の決定により、ケガや体調不良の選手が回復した場合、補充されたバックアップメンバーと再び入れ替えることも可能となった。この場合、チームドクターの「プレーするのに適している」という回復の確認が必要となるという。また回復したタイミングで別の登録メンバーに負傷者や体調不良者が出た場合、診断書などを提出すれば、その負傷メンバーとの入れ替えも可能となる。 こうした手続きは試合の6時間前までにオリンピック委員会代表団団長らが大会側に対し、チームドクターの臨床的評価・診断に基づいたメディカルレポートを提出することで行える。またFIFAは軽度の負傷や体調不良でも「原則的には可能」としており、1~2試合の欠場でも使用可能とみられ、バックアップメンバーの重要性がより大きくなった形だ。 なお、大会登録メンバー18人とバックアップメンバー4人が初戦の24時間前までに負傷した場合は、22人以外のラージリストからも補充可能。現状、U-23日本代表はGK佐々木雅士(柏)、DF鈴木海音(磐田)、MF山田楓喜(東京V)、MF佐野航大(NECナイメヘン)の4人がバックアップメンバーに登録されており、現地非帯同の予定となっているが、開幕後も準備をしておくことが求められそうだ。