合言葉は「2次予選に行こう」川和が延長の末、住吉を2-1で下し1次予選突破
令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)神奈川予選の1次予選ブロック決勝戦が5月12日に行われ、住吉と川和が対戦した。 【フォトギャラリー】住吉vs川和 試合は開始直後に動いた。住吉は前半6分、ペナルティエリア付近の、こぼれ球にMF8赤城俊介(3年)が反応。これを保持しようと川和GK1渡辺太輝(3年)が飛び出したが、MF8赤城が先に触り、ボールは無人のゴールへ。クリアすべく川和の守備陣がかきだそうとしたが、間に合わず住吉が先制した。 その後、住吉はFW11佐藤遼希(2年)の高さを生かしたポストプレーを起点に攻撃を展開した。一方、川和は長短のパスを織り交ぜながら、相手守備陣を崩しにかかった。 迎えた20分、川和は右サイドDF5小野海太(2年)のクロスにゴール中央FW14松村侑輝(2年)がシュートもバー直撃と惜しいシーンを見せた。その直後の21分、川和はCKのチャンス。キッカーMF14松村の放ったボールをDF4大野遊音(3年)が押し込み、同点に追いついた。 後半、攻勢を強める川和はファールで得たセットプレーでチャンスを増やし、住吉をゴール前に押し込んでいく。14分、FW13佐藤晄斗(3年)の左クロスをFW14松村がヘッド。26分には途中出場のFW9藤澤伶太郎(2年)がシュート。29分にはFW14松村がチャンスを作ったが、住吉守備陣の踏ん張りでゴールは割れなかった。守勢の住吉はカウンターで打開を図ったが攻撃時のパワーが足りず、センターサークルをなかなか超えられなかった。 試合は1‐1のまま、10分ハーフの延長戦へ。ボールが行きかう展開のなか、川和は延長後半2分、裏のスペースに抜け出したFW9藤澤がペナルティエリア内で倒され、PKのチャンス。キッカーDF10佐藤瑛太(3年)が冷静に流し込んで待望の追加点。これが決勝点となり、川和が延長の末に2-1で住吉に勝ちインターハイ2次予選に進んだ。