キノコ栽培工場の火災 20時間経過も消火活動続く 30台を超える消防車が出動【長野・上田市】
29日夜、上田市にあるキノコの栽培工場で火災があり、20時間以上経っても消火活動が続いています。 警察や消防によりますと29日午後8時半ごろ、上田市塩川にあるホクトのキノコ栽培工場「上田第一きのこセンター」で、警備会社に工場の異常を知らせる自動通報が入りました。 その後、駆けつけた警察官が、「工場内を確認したところ煙が充満。倉庫内に炎が見える」と、119番通報しました。 鉄骨2階建ての建物が燃えましたが、けが人は、確認されていません。 30日午後4時半ごろ、現場から500mほど離れた場所からは煙が漂っている様子が分かります。 近くで働いていた男性は…。 ■男性「朝出社した時点で周りが煙っていた。何かを燃やしたようなくすぶった臭い午前中は煙の量がすごかった」 30日朝も、上田地域広域連合消防本部と消防団から、30台を超える消防車が出動し、正午前からは、隣接する佐久広域連合と千曲坂城の消防本部からも、化学消防車などの応援を受けていますが、いまだに、鎮火には至っていません。 消防やホクトによりますと、建物内部にあるキノコを育てるための「菌床」などが、燃え続けているものと見られています。 出火当時、工場内は無人だったとみられ、警察や消防が、出火の原因について詳しく調べています。