ハーデンがバスケへの深い愛情を語る「心底愛しているし、楽しんでいる。俺がどれだけそう思っているかをわかってほしい」<DUNKSHOOT>
元オールスターガードのジェームズ・ハーデンは、これまでオクラホマシティ・サンダー、ヒューストン・ロケッツ、ブルックリン・ネッツ、フィラデルフィア・セブンティシクサーズ、ロサンゼルス・クリッパーズでプレーし、毎年プレーオフへ出場してきた。 【動画】クリッパーズで“3番手”を務めたハーデンの2023-24好プレー集はこちら! 2012年にはサンダーでNBAファイナル、サンダーとロケッツ時代に計4度のカンファレンス・ファイナルを経験し、プレーオフ通算166試合で平均22.7点、5.5リバウンド、6.4アシストをマークしている。 キャリア15年目の今季は開幕直後にクリッパーズへ加入し、カワイ・レナード、ポール・ジョージ、ラッセル・ウエストブルックとスーパーチームを形成して初優勝を目指したが、1回戦でルカ・ドンチッチとカイリー・アービング擁するダラス・マーベリックスに2勝4敗で敗退した。 先日、米スポーツ専門局『ESPN』が、クリッパーズは今夏に完全FA(フリーエージェント)になるハーデンと再契約を結ぶ意向と報じていたように、34歳のベテランガードは来季もクリッパーズのメンバーとしてプレーすることが予想されている。 近年のNBAはレブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ/39歳)を筆頭に、36歳のステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)、35歳のケビン・デュラント(フェニックス・サンズ)など、2000年代にデビューしたスーパースターたちが全盛時のトップレベルを維持できる年数が増えている。 とはいえ、彼らのキャリアが終盤へ差し掛かっていることも事実で、2009年にNBA入りしたハーデンも決して例外ではない。アディダスのユーロキャンプでヨーロッパを訪れたハーデンは、3日に欧州のメディア『BasketNews』へ公開された動画で、引退後に選手やファンにどんなプレーヤーとして記憶されたいかという質問に次のように答えていた。 「勝者、教師として記憶されたいね。お金のことは置いておいて、俺はバスケットボールというゲームを心底愛し、楽しんでいる。ここにいる(ユーロキャンプに参加した)子どもたち、ヨーロッパや中国へ行った時に会った人たちにも、俺がどれだけそう思っているかをわかってほしいね」 ロケッツ時代のような爆発力は鳴りを潜めたとはいえ、まだチームの主軸として活躍できる能力は十分残っているハーデン。来季もシグネチャーであるステップバックを武器にコート上で躍動し、観客を魅了してくれるはずだ。 文●秋山裕之(フリーライター)
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