「サンタさんなんかいない」現実主義の4歳児がサンタクロースを信じるようになった理由
「サンタさんって本当にいたんだ……」
まる子の習い事の体験授業で訪れた先生の家は「フツウじゃない!」と感じるものがあったおーちゃん。まる子が授業を受けている間、私と離れたところで座って待機していました。 そして彼は、ある秘密を知ってしまったのです……! 英会話教室の案内パンフレットに掲載されているクリスマス会の写真を、ものすごく真面目な顔をして見つめていたおーちゃんが一言。 「サンタさんって本当にいたんだ……」 ただし、掲載されていた写真を見るに、サンタさんはガチコスプレで雰囲気があったわけでもないんです。100均で揃えたのかな?というレベル感で本物とは言い難い(苦笑)。 でも、先生の家がサンタさんの家だと思ったおーちゃんの心に火をつけるのには十分だったらしく、サンタさんのすごい秘密を知ったことに大興奮していました。 超現実主義のおーちゃんに目に見えないものを信じさせるためには、物的証拠が何よりも効くんですね。 おーちゃんがあまりに真剣に見ていたので、パンフレットを「持って帰っていいよ」と先生に言われたのですが、まる子が見たら「偽物だ!」と見抜かれそうだったので、丁重にお断りしました(笑)。 さて、我が家では今年のクリスマスに向け、まる子は9月からサンタさんへのプレゼントを作り始めました。今年はおーちゃんも用意するかも?しれません。
はなゆい(漫画家・イラストレーター)