【MLB】 MLBに新しく登場した走塁の新指標を解説! ドジャース・大谷翔平が1位の部門も
キャロルは昨季54盗塁、今季も35盗塁を記録したMLB屈指の駿馬だ。ただ、キャロルが秀でていたのは、圧倒的な“進塁力”によってだった。盗塁以外の進塁による得点創出を示す“ランズ・ヴィア・エクストラ・ベースズ・テイクン(Runs via Extra Bases Taken”では、キャロルは2位に3ポイント差をつけてダントツ1位の+9を記録。盗塁以外の走塁でアウトになったことによる得点損失(“Thrown Out”)はわずか0、盗塁以外の進塁をためらったことによる得点損失(“Holds”)もわずか-1(1位は0)と、状況判断において積極性と正確性を両立させていた。 この至高の判断力もあって、キャロルの走塁全体による得点創出を示す指標(ベースランニング・ランズ)は2位の大谷に4ポイント差をつけて+12。走塁だけで一人で12点を生み出していると考えると、キャロルが驚異的なランナーであることが分かる。 ◆ベースランニング・ランズ(走塁全体による得点創出) 1位 +12 コービン・キャロル(ダイヤモンドバックス) 2位 +8 大谷翔平(ドジャース) 2位 +8 マイケル・ガルシア(ロイヤルズ) ◆ネット・ベースズ・ゲインド(盗塁による純粋な塁獲得数) 1位 40 エリー・デラクルーズ(レッズ) 2位 34 大谷翔平(ドジャース) 3位 31 ブライス・トゥラング(ブリュワーズ) ◆ランナー・スティーリング・ランズ(盗塁による得点創出) 1位 7 大谷翔平(ドジャース) 2位 6 ブライス・トゥラング(ブリュワーズ) 2位 6 ビクター・ロブレス(マリナーズ)