ナイター照明に革命を起こす可能性。内にも外にも眩しくないパナソニック「アウルビームER」
少ない台数でも十分な明るさを確保できる
アウルビームERは、フードやルーバーではなく、レンズによって外に漏れる光を減らしている。フードやルーバーを搭載した投光器では、それに遮られる光が無駄になっていたが、アウルビームERなら投光器が放つ全ての光を有効活用できる。だから、電力の消費効率も大きくアップした。本品なら、HIDランプや従来品のアウルビームと比較して、少ない台数でも十分な明るさを確保できる。 簡単に取り付けできるのも、アウルビームERのメリットだ。パナソニックは省施工性をウリにした電気設備シリーズ「ハヤワザリニューアル」を展開しているが、本品もそのひとつとなっている。本品は従来品と比べて、手間をかけずに取り付けできる形状の電源ユニットを採用しているほか、重さを約35%も軽量化。重い投光器を高所に取り付けるのは大変な作業になるが、その苦労を極力減らそうという試みだ。 従来のアウルビームをさらに進化させ、光害と眩しさの抑制、省エネ、省施工性を追求したアウルビームER。パナソニックは本品を主力商品のひとつに押し上げ、3年後には投光器の30%の売上を占める商品に育て上げたいとしている。
畑野壮太