シマノのおすすめ“トラウトロッド”2選!長く愛せる名品としてのポイントを紹介
美しい景観のなか美しい渓流魚たちと出合えるのが魅力の、渓流ルアーフィッシング。渓流ルアーフィッシングで使用されるロッド(釣り竿)は、「トラウトルアーロッド」と呼ばれるカテゴリに属します。 今回は、非常に多くのラインナップが存在するトラウトルアーロッドの中から、おすすめの2機種を紹介します。 【写真8枚】渓流の景観や写真に映えるコルク製のグリップが特徴的。「カーディフNX」と「リミテッド」を写真で見る
トラウトルアーロッドに力を注ぐシマノ
日本製の釣り道具は世界トップレベルのシェアを誇ります。なかでもシマノはトラウトルアーロッドに力を注いでおり、日本の釣り具メーカーのなかでも多様なラインナップを持っています。そんなシマノのトラウトルアーロッドから、私が実際に使用している2機種を紹介します。
コスパの良い「カーディフNX」
シマノが手掛けるトラウトルアーロッドの中でもイチオシなのが「カーディフNX」です。 トラウトルアーフィッシングを趣味にしてみたい、という初心者の方におすすめできる価格帯ながら、上級機種に搭載されるようなロッド製造技術、そして見た目の美しさを網羅しています。 ◆ハイパワーX 現代のほとんどのロッドのブランクス(グリップなどを除いた釣り竿本体部分)は、軽量で強靭な素材であるカーボンシートを筒状に丸めることで製造されています。通常であればカーボン繊維が縦方向と横方向に交差するように巻かれたブランクスに、斜め方向に巻く最外層部でロッドを補強する技術が「ハイパワーX」です。 ◆ステンレスフレームKガイド ガイド(ラインが通るリング)のフレーム部の素材には、錆に強いステンレスが使用されています。 また、ロッドに対し傾斜の付いた形状の「Kガイド」は、キャスト時(ルアーを投げる)のガイドフレームへのラインのぶつかりを軽減し、飛距離を向上する効果やライン絡みといったトラブルを防ぐ効果があります。 「Kガイド」は主に上級機種に搭載される技術。「カーディフNX」はその点でもバリューがあります。 ◆渓流の景観や写真に映えるコルク製のグリップ 美しい景観の渓流、そこで出合える渓流魚もまた、美しい姿をしています。「カーディフNX」は、そんな環境で充実感を得られる上質なコルク製グリップを採用しています。 手にした渓流魚と共に、コルクグリップの渋い見た目を写真に収めれば、映える写真となること間違いなしでしょう。 ◆入門から熟練まで一貫して使える これらのロッド製造技術・見た目の美しさは、熟練の釣り人でも納得できるものとなっています。ロッドを買い替える理由が特段なければ、「カーディフNX」は入門用に購入してからずっと使い続けることができる機種といえるでしょう。 ※ちなみに、私が所有しているモデルは2015年モデルです。現行モデルではさらにブランクスのつぶれ剛性や捻じれ剛性を高める技術「スパイラルX」が搭載されています。