琉大病院への市道整備遅れ「非常に申し訳ない」宜野湾市長が謝罪 市議会で異例の緊急質問 沖縄
宜野湾市の西普天間住宅地区から米軍基地内を通り国道58号の市伊佐方面へ抜ける市道23号の整備が遅れている問題を受け、宜野湾市議会(呉屋等議長)は24日の12月定例会本会議で異例の緊急質問があった。佐喜真淳市長は「供用開始が遅延したことについて、非常に申し訳なく思っている」などと謝罪した。上里広幸氏(和みクラブ)への答弁。 【地図あり】整備遅れる琉大病院への市道
市道23号は当初、来年1月6日の琉球大学病院の移転・開院時には供用開始予定だったが、9~10月ごろの天候不良により工事が遅れた。来年4月の同大医学部の開学までには供用開始予定だが、米軍との調整もあり具体的時期は未定だ。 市当局が一般質問に間に合わない形で市道整備の遅延を市議会へ報告したことを受け、緊急質問に至った。上里氏は「議会軽視」と問題視し、佐喜真市長は「本来であれば議会を通して市民へ情報発信をしないといけなかった」と謝罪した。 和田敬悟副市長は11月20日に遅延を把握したと説明。12月11、12日に上京して首相官邸や内閣府、防衛省などに遅延を報告し、謝罪した。 琉大病院開院時に間に合わないことで交通渋滞の悪化が懸念される。
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