地震で大きな被害…輪島市で最初の仮設住宅あす完成へ “避難所”小学校は授業再開
日テレNEWS NNN
能登半島地震は発生から30日目です。大きな被害を受けた石川県輪島市では31日、最初の仮設住宅18戸が完成します。中継です。 ◇ 仮設住宅の建設が進む輪島市の「キリコ会館」の多目的広場に来ています。31日、最初の仮設住宅18戸が完成する見込みで、30日は、掃除や設備品のセットなどの最終仕上げにとりかかっていて、水回りの工事も行われています。間取りは1DKで、木のぬくもりを感じられるつくりになっています。 寒さ対策のため窓も三重のガラスで、ユニットバスも設置されていて、水は来月2日(金)には通る見通しです。作業されている方に話を聞くと、急いで完成させるため、この現場に泊まり込みで作業にあたったということです。31日に市へ引き渡され、被災者の受け入れを進めていくとしています。 一方、これまで避難所になっていた輪島市東部の小学校では、30日から授業が再開しました。町野小学校は44人の全校児童の多くが市外に避難していますが、30日朝は地区に残っている児童10人ほどが保護者に連れられて登校しました。 4年生の児童 「みんなで会えると1人でいるよりうれしいです。(Q.先生と会ったのはいつぶり?)1か月ぶりぐらい。久しぶりだねって言われました」 子どもの受け入れは午前中のみで、授業だけでなく身体を動かすようなレクリエーションの時間も設けるということです。 町野小学校・小向敦子校長 「子どもたちが心をいやす場所であってほしいし、ここへくればみんなに会えてうれしいっていう場所であってほしい」 間もなく地震から1か月を迎える被災地は、少しずつですが前に進んでいます。