元日本代表FW豊田陽平が現役引退、サガン鳥栖にスタッフで復帰 「初心にかえって共に戦ってください」
J3ツエーゲン金沢は9日、元日本代表FW豊田陽平(39)の現役引退を発表した。これを受けてJ2サガン鳥栖もリリースを出し、鳥栖のクラブスタッフに就くことを発表。具体的な役職は「後日あらためてお知らせいたします」としている。 ■五輪連覇王者「パリvs東京」金メダル比較に大反響【動画】 石川県出身の豊田は2008年に北京五輪出場。10年に当時J2の鳥栖に加入し、エースストライカーとして11年のJ1昇格だけでなく、その後のJ1定着に大きく貢献した。21年夏に当時J2の栃木SCへ完全移籍し、22年から故郷の金沢でプレーした。通算成績はJ1リーグ301試合出場で98得点。J2リーグ197試合出場で64得点。J3リーグ2試合で0得点。 豊田は鳥栖を通じて、以下の通りコメントした(原文ママ)。 「新年あけましておめでとうございます。 地元で選手生活を終え、再びサガン鳥栖でお世話になります。 選手の頃とはまた違ったかたちにはなりますが皆さまとクラブの歴史にもう一度携われること、大変ありがたく受け止めております。 これから、前所属時にお見せできなかった景色を、関わるすべての皆さまと、助け合い、分かち合い、乗り越え、掴み取る。 そして振り返ったときに、あの頃があったからここまで来れたね。でもまだ通過点だよね。と皆で涙を流し喜べる。そんな景色を共に見に行きませんか? そのためにはまた皆さまのお力が必要です。 一緒に作り出しましょう。スタジアムのあの雰囲気。あの熱気。あの犠牲心で。初心にかえって共に戦ってください。 大前提として。昔に戻りましょうということではありません。大切なことを継承して、進化し、これまで以上に成長していきましょう。という意味です。 まずは失いかけたものを修正修復し、あるべき姿に。 すべては鳥栖のために 豊田陽平 2025 1.9 17:00」