大阪市吉村市長の定例会見5月18日(全文1)大阪市HP障害は業者の人為的ミス
大阪市の吉村洋文市長は18日午後2時10分から市役所で定例会見を行った。 【中継録画】大阪・吉村洋文市長が定例会見(2017年5月18日)
大阪市のホームページの障害について
司会:それでは市長定例会見を開始します。市長よろしくお願いします。 吉村:はい。まず最初にホームページ、大阪市のホームページの障害についてです。まずホームページが今回、約6時間にわたって、5月の15日の月曜日、10時14分から6時間にわたって大阪市のホームページが見られないという状況になりました。このことに関して市民の皆さんに大きな迷惑をおかけしましたので、まずおわび申し上げたいと思います。 今回のこの原因なんですけど、一連のサイバー攻撃とはまったく関係がありません。そして原因としては大阪市がサーバーの管理を委託している委託事業先の人為的なミスです。ケイ・オプティコムに委託しておりまして、ここは21年ぐらいから委託していますが、8年ぐらい委託して、今回の件についても入札をして、また最近ケイ・オプティコムが落札されたということで、しっかりした大企業ではあるんですけれども、そんな中で今回、いわゆるファイアウォールの操作について、人為的なミスがあったと。そのミスによってこの時間帯見られなくなってしまったということであります。 で、これは大阪市としての信用も損ねますので、この委託先の事業者についてはこの発生した原因とそれから再発防止策ということについて、書面での報告を求めるようにしています。これについては5月18日にケイ・オプティコムから大阪市に対して報告書の提出がありました。大阪市として今後ですけれども、どうするかということなのですが、個別の契約違反ということまでには至っていないと、契約内容を精査するとそういうことになりますので、今後大阪市として契約を提携していく上でこういったことが発生したときに責任を追及できるような仕組み、あるいはなんらかのペナルティーを生じさせるような仕組みということが必要じゃないかと思いましたので、それについて関係部局に私から指示をしました。 今後、これは委託先事業者さんの人為的ミスなので、こちらとしても委託先事業者に対して厳しくこれは指摘すると、再発防止を求めるということになりますが、大阪市としてもこの契約の在り方ということについても少し検討を深めていきたいと思っています。何より市民の皆さんに結果として見られない時間が生じたというのは大阪市の責任でありますので、その点についておわび申し上げたいということと、再発防止を図っていきたいというふうに考えています。