心込めた歌声50年、ふくちやま児童合唱団 記念コンサートで卒団生たちもお祝い
創立50周年を迎えた「ふくちやま児童合唱団」(前田竹司団長)の記念コンサートが、福知山市役所隣のハピネスふくちやまで14日に開かれた。現在の団員や卒団生らが澄んだ歌声を聞かせ、みんなで50年の節目を祝った。児童合唱団創立50周年プロジェクト主催。 児童合唱団は1974年9月に結成。毎週土曜日に集まって練習を重ね、発表会などでその成果を披露してきた。これまでの卒団生は571人に上る。 現団員は市内の小、中学生13人。合唱団の3つの約束の一つ、「心を込めて歌います」の通り、「大きな栗の木の下で」「かえるの合唱」などの外国童謡集や「アニーローリー」「tomorrow」「この星に生まれて」を感情豊かに合唱した。 児童合唱団を盛り上げようと、1期生から50期生までの卒団生たちで結成された「ふくちやま児童合唱団卒団生クワイア」も出演した。 記念コンサートには23人が臨み、5月から練習してきた「まっかな秋」「ふるさと」など6曲を披露した。1期生5人が昔の団での思い出を一人ずつ語る場面もあった。 出番を終えた1期生の森山(旧姓垣岡)幹子さん(62)は大正小6年時に半年間在籍。「当時は練習日の土曜が来るのが楽しみでした。きょうは小学生の時に戻った感覚で楽しく歌うことができました。団が50年も続いているのはすごいことですね」と話していた。 またコンサートには、卒団生の母親やリーダーらでつくる「ふくちやま児童合唱団ママーズ+(プラス)」、男声合唱団の「福知山メンネルコール」、女声合唱団の「コーラス・プリムラ」、「福知山混声合唱団」がゲスト出演。最後は会場の全員で「翼をください」を歌い締めくくった。