【解説】記録的大雪 今後の見通しは? 週末は東京も厳しい寒さ
日テレNEWS NNN
今季最強寒波の影響で、相次いで「顕著な大雪に関する情報」が発表されるなど、北陸地方を中心に記録的な大雪となりました。今後の見通しなどを気象予報士の木原実さんに聞きました。 今季最強寒波の影響で、日本海側を中心に雪が強まり、観測史上1位の雪が降るなど、記録的な大雪となっている地域があります。特に21日夜から雪が強まり始めた北陸地方では短時間で集中的な大雪となり、富山県、福井県、石川県に気象庁から「顕著な大雪に関する情報」が相次いで発表されました。この情報は大規模な交通障害が発生する可能性が高まった場合により一層の警戒を呼びかける際に発表される情報です。 ■積雪も12月としては記録的に 22日午後4時までの積雪の深さを見ると、日本海側を中心に広く雪が積もっていて、特に北陸や北海道では積雪の量が増えています。顕著な大雪に関する情報も発表された石川県輪島では午後4時現在の積雪が60センチとなり、12月としては1位の記録となりました。 ■大雪ピークは22日(金)いっぱいも… 大雪のピークは22日(金)夜にかけての見込みです。まだ大規模な交通障害が発生する可能性もありますので警戒を続けてください。23日(土)に日付が変わった頃から、西日本から徐々に小康状態となる予想です。ただ、ピークは越えても北陸や北日本では23日(土)も雪が続く見込みです。すでに日本海側では記録的な大雪となっている地域があります。引き続き警戒が必要です。 ■関東など太平洋側も寒さ厳しく 一方、関東など太平洋側では乾燥した冬晴れが続きます。火の取り扱いにご注意ください。そして晴れる地域でも23日(土)、24日(日)は厳しい寒さとなりそうです。東京では年末年始頃の寒さですが、関東以西ではさらに気温が低く、真冬のような厳しい寒さとなる見込みです。クリスマス直前となる週末、お出かけされる方などは体調管理にはくれぐれもご注意ください。