〈とやま衆院選2024〉高校で気軽に1票 県内初、魚津・新川に期日前投票所
●「いい県にしてくれると思い」 27日投開票の知事選、衆院選の一日限定の臨時期日前投票所が16日、魚津市の荒井学園新川高で開設され、18歳で有権者となった3年生や教職員、地元住民21人が1票を投じた。富山県選管によると、高校での期日前投票所設置は県内で初めて。同日始まった衆院選の期日前投票初日の投票者数は県内で3620人と、2021年の前回選に比べて148人増えた。 高校での期日前投票所は魚津市選管が若者の投票率向上を目指して設置した。市内在住で18歳以上の生徒らを対象とし、22日までに魚津高、新川みどり野高、魚津工業高と北陸職業能力開発大学校でも開設する。 最初に投票した3年の椎名陽大さんは「いい富山県にしてくれるだろうと思って投票した。学校なら気軽にできる」と話した。 投票所では18歳未満の生徒5人が投票用紙の交付など選挙事務を体験した。大西琉菜さんは「17歳でも選挙に関わることができ、貴重な体験になった」と語った。2年の大熊輝也さんは「選挙は大人がやるものと思っていたが、体験して意識が変わった」と語った。