「鶏うみ」店主の海老沼良和さん

　水炊きを中心とした鳥肉料理店「鶏うみ」（新宿区納戸町、TEL 03-5579-2919）が11月29日、納戸町にオープンした。店舗面積は約12坪で、席数は16席。（市ケ谷経済新聞） 【写真】「鶏うみ」の水炊き 　店主の海老沼良和さんは異業種から飲食業界へ転身。以来、8年以上、鳥肉料理に携わってきた。「水炊きは、以前私がいた福岡の郷土料理でもある。独立するまでに、焼き鳥や鳥焼き肉など幅広い鳥肉料理を学んできた。その経験を生かしたコースを提供する」と海老沼さん。 　メニューは、鳥1羽を使った「水炊きコース」（6,000円）が中心。年間を通して「水炊きに合う肉質」の丸鳥を全国各地から仕入れ、店でさばくという。「1羽を丸ごと味わっていただけるように、鳥の仕込みは見えない部分までも手を抜かない。手間はかかるが店でさばくことにより、希少部位を使った料理もできる。鮮度の良い肉を使ったさまざまな料理を提供するためにも必要な工程。鳥1羽の魅力を、コースでどのように表現できるかを追求したい」とも。水炊きの締めは、親子丼と雑炊の2種類から選べる。コースには、前菜3種や揚げ物、季節の一皿なども含まれる。 　木を基調とした明るい店内は「温かみ」のある空間に仕上げた。海老沼さんは「実家に帰ってきたかのような安心感のある店の雰囲気を重視した。大切な人との食事や友人同士の集まりなど、シーンや世代を問わず利用していただければ。地元の方を中心に、皆さんに愛される店を目指す」と意気込む。 　営業時間は、ランチ＝12時～15時（土曜・日曜のみ）、ディナー＝17時～22時。