真珠湾の生存者で最高齢の元米兵、105歳で死去…転覆した戦艦から脱出し他の乗組員救助
【ロサンゼルス=後藤香代】米軍準機関紙の「星条旗新聞」は27日、旧日本軍による真珠湾攻撃の存命の生存者のうち、最高齢だった元通信兵ウォーレン・アプトン氏が、米カリフォルニア州サンノゼで25日に死去したと報じた。105歳だった。
日米開戦の発端となった1941年の真珠湾攻撃では、米側の死者は約2400人に上った。同紙によると、アプトン氏は旧日本軍の攻撃を受けた戦艦ユタの最後の生存者だった。当時22歳だった同氏は転覆したユタから脱出し、他の乗組員を救助しながら近くの島まで泳いで避難したという。
真珠湾攻撃の生存者は高齢化が進んでおり、アプトン氏の死去により、存命の生存者は15人となった。