50代会社員、体力的に「定年後に働く」ことに前向きになれませんが、周りは「再雇用」を選ぶ人が多いです。65歳まで働いたら増える年金はいくらですか?
60歳から働いて、支払う厚生年金保険料はいくら?
協会けんぽの、「令和6年3月分(4月納付分)からの健康保険・厚生年金保険の保険料額表(東京都)」によると、標準報酬月額25万円での厚生年金保険料の負担額は、月2万3790円(年28万5480円)です。65歳までの5年間で、142万7400円の厚生年金保険料を支払うことになります。 この男性の場合は、65歳から少なくとも約17年(支払保険料142万7400円÷増額分年8万2215円≒17.36)生きれば、82歳になったとき、受け取る厚生年金で保険料分を回収できることになります。
まとめ
60歳で退職した場合と、65歳まで会社に勤務した場合とで、将来もらえる年金を計算してみました。仮に、60歳から65歳まで月25万円で働くと、年8万2215円増える計算となります。 退職後は、年金は家計の主な柱となります。人生100年時代、少しでも年金を多くもらえることが、老後の安心につながっていくでしょう。 出典 日本年金機構 老齢年金ガイド 令和6年度版 全国健康保険協会 協会けんぽ 令和6年度保険料額表(令和6年3月分から) 執筆者:水上克朗 ファイナンシャルプランナー、CFP(R)認定者、1級ファイナンシャルプランニング技能士、DC(確定拠出年金)プランナー
ファイナンシャルフィールド編集部