東京都知事選告示!テレビ時代の寵児vsネット時代の寵児の戦いの行方とは?!選挙ドットコムちゃんねるまとめ
YouTube「選挙ドットコムちゃんねる」では、毎週選挙や政治に関連する情報を発信中です。 2024年6月26日に公開された動画でのテーマは「東京都知事選告示!七夕決戦の行方は?」です。 ゲストに朝日新聞政治部記者の今野忍氏と産経新聞デジタル報道部政治担当デスクの水内茂幸氏をお招きし、東京都知事選の主な構図と見どころについて語っていただきました。 与党VS野党VS新しい勢力の戦い!勝つために必要な戦略とは?! 【このトピックのポイント】 ・女傑対決?政党対決?新勢力はどこまで伸びるのか?! ・小池氏は自民党の岩盤支持層を固める戦略?! ・蓮舫氏の起死回生には、退路を断つしかない?!
史上最多の立候補者56人!現状の構図とは?!
6月20日に告示された東京都知事選には、史上最多の56人の立候補者がいます。 MC伊藤由佳莉「今回の都知事選、どういう選挙になったなという印象をお持ちですか?」 水内氏「もう、激しく盛り上がっているのが『女傑対決』。まずはそこが、面白い」 今野氏「我々は国政の記者なんで、その目線で見ると『政党対決』になったな」 56人全員の候補者に触れる時間はないため、小池氏、蓮舫氏、石丸氏の3人に絞って情勢を見ていきましょう。 自民党、公明党、国民民主党が現職の小池都知事を支持、立憲と共産党という野党が蓮舫氏を支持。そこに、既存政党の支持を全く受けない石丸氏が加わったという構図だと、今野氏は解説しました。 水内氏「与党、野党、新しい勢力の3つで、それぞれ出てくる人が、近年にない濃いキャラクター。これが、選挙を何倍も面白くするわけですよ!」
小池氏が離島に足を運んだわけとは?!
MC伊藤「自民党は今回ステルス支援という言われ方をしています。どういう支援をしているのでしょうか」 水内氏は、自民党は小池都知事を表立った応援は行っていませんが、実質的には支援団体の人たちに、ポスター配りやビラ配りなどを手伝ってもらっていて「推薦に近いような形」と言及。 蓮舫氏の「反自民」の作戦に乗らないようにした「巧みで、余裕のある戦い方」とコメントしました。 また、今野氏は、小池氏が自分の選挙事務所で第一声を上げた後に、八丈島や奥多摩などの都心以外に足を運んだことについて「これは、自民党の濃い支持層を自ら取りに行った」と戦略を解説。 農村、漁村、離島、山間部などは、戦後ずっと自民党を支えてきた人たちがいる「岩盤支持層」がいる地域です。 八丈島では、島特産の黄八丈のスカーフを着けて演説した小池氏。 「演出から何からザ・小池百合子」であり「私が自民党のあなたたちの実質の都知事選の候補ですよ」と言いに自ら行ったようなものだと今野氏は語りました。 水内氏「うまく乗りやすい環境を作ったということなんですね」 MC伊藤「他の候補が都心でやっているのに比べて、対照的になりますよね」と、感心していました。 一方で、蓮舫氏は、都心部を中心に、枝野氏、野田氏、辻本氏などの「ザ・立憲民主党」の人たちと並んで街頭に立ち、立憲民主党と共産党から全面的な支援を受けた選挙戦を繰り広げています。 蓮舫氏は、6月26日に伊豆大島で演説を行いますが「小池さんの戦略の上手さを見ると、後付け感があるんだよな」と今野氏はコメントしました。