機能性食品の事業者、未回答1割 消費者庁の緊急調査で
小林製薬(大阪市)の「紅こうじ」成分を含むサプリメントによる健康被害を受け、消費者庁が機能性表示食品の届け出がある約1700事業者を対象とした緊急調査で、約1割の事業者から回答がなかったことが18日、分かった。16日までの回答状況を同庁が明らかにした。機能性表示食品は事業者が示す安全性や機能性がデータベースで一般公開されているが、届け出をしたまま、倒産や休廃業した事業者が複数存在するなど、信頼性の問題が生じている。 消費者庁の新井長官は記者会見で「短い期間で多くの方が回答を寄せてくださった」と評価した一方で、連絡がつかない事業者がいることなどは「大きな論点だ」とした。