中ロ合同軍事演習が終了 米比の防衛協力けん制狙い
【北京共同】中国国防省は18日、中国南部の海域で実施していた中国海軍とロシア海軍との合同軍事演習「海上連合―2024」が17日に終了したと発表した。合同軍事演習は南シナ海で防衛協力を強める米国とフィリピンをけん制する狙いとみられる。 15日に始まった演習にはコルベット艦や駆逐艦などが参加。ミサイル迎撃のほか、共同で偵察や探知といった訓練も実施した。中国国防省は「両国海軍の交流と相互信頼が強化された」とし、中ロは安全保障上の脅威に共同で対抗する能力を常に増強していると強調した。広東省湛江付近の海域で17日、任務終了の式典を行った。