梅雨明けの炎天下で熱戦 徳之島トライアスロン
第37回「2024トライアスロンIN徳之島」(同大会実行委員会主催)は23日、鹿児島県徳之島を1周する95・8キロのコースであった。総合部門に414人、リレー部門に58チーム162人の計576人が出場。梅雨明け早々、炎天下で最高気温31度を超える暑さの下、鉄人たちがスイム、ラン、バイクの各種目で体力の限界に挑んだ。島民もボランティア活動や沿道からの声援で選手を応援。島内随一のスポーツイベントを島ぐるみで楽しんだ。
俵夫妻(奄美市名瀬)がリレー制す 総合は男女の前年王者が連覇
総合部門は男子は井邊弘貴(29)=和歌山県=が2連覇。女子は巖淵知乃(34)=埼玉県=が3連覇した。奄美関係では男子は奄美市名瀬出身の浜田裕介(東京都)が6位と健闘。女子は瀧田美和乃(奄美市)が8位だった。リレーは58組が出場し、俵悠斗・好美夫妻(同)の「Team I'm Mama/Papa」が優勝した。 天城町ヨナマビーチであったスイムは風と波の影響で距離を2㌔から800㍍に短縮し、30分遅れの午前8時半にスタート。続くバイク(75㌔)は同ビーチから東回りで徳之島町、伊仙町を経由して天城町の天城町総合運動公園まで。最後のラン(20㌔)は同公園を発着点に同町内を巡る全95・8㌔で競った。 同ビーチの午前7時時点での気象条件は気温27度、水温28度、湿度88%。南南西の風で風速は6㍍、波の高さは1・2㍍。奄美地方は同日に梅雨明けして快晴に恵まれ、天城町の最高気温は今年最高の31・2度に達した。 選手らは強い日差しと暑さの中で起伏の激しいコースに挑戦。総合の部出場者414人中327人(制限時間超え含む)が完走した。 沿道では島民らが手作りのポスターや横断幕を掲げ、太鼓や三味線を鳴らして鉄人たちへ声援を送ったほか、島内各所に設けられたエイドステーションでは地元住民がボランティアで飲料や軽食などを選手らに提供してレースを支えた。 【総合】①井邊弘貴(和歌山県)3時間41分5秒②大島仁(福岡県)3時間51分27秒③篠崎友(神奈川県)3時間52分54秒④高橋豪一(東京都)3時間54分16秒⑤石戸寛之(沖縄県)3時間58分31秒 【女子】①巖淵知乃(埼玉県)4時間20分43秒②市川典子(東京都)4時間49分30秒③三浦智穂(福岡県)4時間51分3秒 【大島郡】▽男子 ①岸田賢吾(奄美市)4時間11分52秒②朝山オキト(同)4時間20分7秒③中山雄樹(天城町)4時間39分49秒▽女子 ①瀧田美和乃(奄美市)5時間22分25秒②野島未菜(同)6時間6分32秒③片桐由起(伊仙町)6時間23分20秒 【リレー】①Team I'm Mama/Papa(奄美市)4時間13分18秒②突撃与論献奉隊火の用心(与論町)4時間58分8秒③妙蓮寺釣り同好会3rdシーズン(神奈川県・東京都)5時間8分37秒