自民“非公認”で一躍して全国の注目区になった『新潟2区』で三つ巴を制するのは誰なのか【衆院選】
野田代表は、菊田さんに「必ず勝ち残ってほしい」と、選挙戦2日目に応援に駆けつけました。 相手候補の一人が突如、自民党非公認となったことで全国的に注目を集めることとなった新潟2区。 これまでも激しい戦いを重ねてきた菊田さんからは、こんな本音が… 「私そういう選挙が多くて、かつては“女の戦い”とか言われてましたので…。そういう運命にあるんだなと思います」 ■【無所属・前職 細田健一候補】 選挙戦初日、最初の演説会場にやってきた無所属の細田健一さん。 聴衆もまだ集まっていない時間からの会場入りです。 ― 早いですね? 「そうですね。いらっしゃる方にご挨拶がありますから」 細田さんの選挙戦はお詫びの言葉からスタートしました。 「有権者の皆さま方に大変な政治不信を引き起こしているということ、まずこれを心からお詫びを申し上げたいと思っております」 「深く深く反省をし二度とこのようなことが起きないように身を処していきたい」 自民党派閥の政治資金パーティーで500万円以上の収支報告書不記載があったとして「戒告」処分を受けた細田さん。 解散当日に突如、非公認が決まり、5度目の選挙にして初めて“無所属での戦い”を強いられることになりました。 「確かに派閥からお金を受け取りましたけども、全て政治資金として使い、一銭として使途不明金もなく、全て領収書も公開をされているということ。このことは是非ご理解をいただきたい」 そんな細田さんを支えるのは、自民党の地方議員たちです。 【細田候補の選対本部長 高橋直輝県議】 「細田健一の選対本部長を務めることに、1ミリの後悔も悔いもありません」 「やってやろうじゃないか!なんだろうが、無所属だろうが、細田健一を勝たせてやろうじゃないか」 党の公認は得られなかったものの、自民党新潟県連は細田さんの推薦を決定。 組織力を活かしながら各地を駆け回り、農業の振興や能登半島地震からの復興などの政策を訴えます。 15日には、新潟市西区の市場を歩き、有権者に挨拶しました。 「がんばってがんばって ―」 「ありがとうございます」 「激励いただいて、おミカンもいただいて、本当ありがたかったです」 今回は『お詫びとお願いの選挙戦』だと位置づける細田さん。 食事の時間も惜しんで活動を続けています。