長崎県 職員2人をパワハラで懲戒処分
長崎県はパワハラで2件の懲戒処分を行ったと発表しました。 【写真】「馬鹿じゃなかとね」など人格否定発言繰り返し 長崎県職員2人をパワハラで懲戒処分
県央振興局の59歳の課長補佐級の男性職員は、去年5月から今年3月末までの間、部下3人に対し、「馬鹿じゃなかとね」「知ったかぶりをするな」など人格否定を伴う発言を複数回、繰り返しました。そのうちの1人には隣の課まで聞こえるほどの大声で10分以上にわたり叱責し、これらの出来事にショックを受け部下は精神疾患を罹患し、約4カ月、病気休暇を取得しました。また別の部下2人に対しても昨年度末までに強い口調による叱責を繰り返すなどし、うち1人には去年11月上旬、面談の中で専門機関等に相談することなく「発達障害と思うけん、病院で検査を受けんね」と発言しました。県は12月25日付でこの男性職員を減給10分の1を1カ月、課長補佐級から係長級への降任の処分にしました。 また文化観光国際部の課長補佐級の男性職員(48)は、去年夏ごろから今年9月までの間、部下の職員1人に「馬鹿じゃないの」「ふざけんなって」「公務員に向いてないんじゃないの」などの人格否定を伴う発言を繰り返し、机を叩くなどの行為を行いました。上司から指導があったにも関わらず、パワハラ行為を継続しました。被害者の職員から人事課に相談があるなどして発覚しました。県はこの課長補佐級の職員(48)を12月25日付で戒告の懲戒処分にしました。
NCC長崎文化放送