個人より巨人 坂本が36歳誕生日にハワイで誓った「まだまだやれる」
巨人・坂本が13日(日本時間14日)、優勝旅行先のハワイで誓いを新たにした。日本時間で迎えた36歳の誕生日で、改めて「巨人愛」を再確認。現在の素直な心境を明かした。 「優勝しても、若い時は自分が活躍していなかったら素直に喜べてなかった。今年は個人成績はキャリアの中で一番良くなかったけど優勝して良かった。感じたのはジャイアンツというチームが凄い好き(ということ)」 南国特有の真っ青な空の下、特製ケーキで祝福された坂本。18年目のシーズンを終え、実に人生の半分をプロ野球選手として過ごしてきたベテランは「改めて“そんなに長くやっているんだな”と感じます」としみじみと半生を振り返った。 今季は本格転向した三塁でゴールデングラブ賞を獲得する一方、打撃は本来の姿ではなかった。要所で勝負強い打撃を見せて4年ぶりのV奪回に貢献したが、打率・238、7本塁打、34打点。現役最多2415安打を誇る男が、苦しんだ末につかんだ優勝の味は格別だった。この日はチームメートとゴルフなどで楽しむなど南国での時間を満喫しているが、来年1月には恒例の沖縄自主トレを予定。「あと何年できるか分からない。オフシーズンは凄く大事。ポジションは確約されていないだろうけど、まだまだやれると思って」と表情を引き締める。 常々、“個人より巨人”を貫いてきた背番号6が、改めて抱いた「(人生)2分の1の純情な感情」。プロ19年目の来季も、愛する巨人に身をささげる。(青森 正宣)