がん予防になる食材も⁉ 新たに発覚したスーパーで買える野菜で病気予防を有効に!英研究で明らかに
「ハイパーフード」とは、研究者たちが信じている「がんを防ぐのに役立つ食品」のこと。最先端のAIや機械学習ツールのおかげで、病気を撃退する食品にはがんの治療に有効な分子や化合物が豊富に含まれていることが初めて明らかになった。 【写真】マグネシウムを豊富に含む食材リスト35選 なぜハイパーフードがこんなにも興味深いのかというと、見出しを飾るような華やかな英雄ではないからだという。注目がすぐに集まる高価なスーパーフードとは異なり、ハイパーフードのなかにはごく普通のスーパーの野菜売り場で販売されているような地味な食品も多数。 例えば、そら豆、ニンジン、キャベツなど。一見平凡な食材ではあるけれど、実は特別な成分を含んでいるんだそう。 ※本記事は、イギリス版ウィメンズヘルスからの翻訳をもとに、ウィメンズヘルス日本版が編集して掲載しています。
病気を予防する最も強力な食品を5つご紹介!
▼お茶 お茶の葉には、カテキン、テルペノイド、タンニンなどの抗がん分子が豊富に含まれており、DNAの損傷を減らし、炎症を抑え、アポトーシスを誘導する作用がある。アポトーシスとは、がんの可能性がある細胞を体が取り除く過程のこと。 ▼ニンジン ニンジンにたっぷり含まれる抗酸化物質、ベータカロテンは、科学者たちの見解によると、細胞膜を保護し、特定のがん細胞の成長を遅らせるのに役立つという。また、病気を撃退する生物活性成分は、調理することでさらに吸収されやすくなるという証拠もある。 ▼セロリ セロリは単に低カロリーのダイエット食品ではなく、フラボノイドの優秀な供給源でもある。フラボノイドは、長い間がんと戦うのに役立つことで知られており、認知機能や心血管健康の促進にも有効であることが分かっている。 ▼オレンジ オレンジには、ジオスミンというフィトケミカルが豊富。フラボノイドの一種であり、がん細胞の転移や侵入を抑えるのに役立つと考えられている。また、体が疑わしい細胞の増殖を止める「細胞周期停止」というプロセスを助長する役割もあると言われている。 ▼ブドウ 毎日一握り分のブドウを食べると、植物由来の優秀な化合物を摂取することができる。ブドウの種や皮には、腸内細菌叢と相互作用してがん予防に役立つ可能性が示されているとか。