アプローチ練習場はスコアアップできる最高の環境!コースにあったら使わなきゃ損!”芝のアプ練活用術”【後編】
寄せワンオススメ練習法④ 打ち出し方向をそろえて打つ
ボール位置の先、ターゲットライン上の地面にタテ方向にスティックを置き、その真上を通して打つ練習。打ち出し方向をそろえることが、方向性アップの最大のポイント。慣れてきたら高さも意識してみよう。
寄せワンオススメ練習法 ⑤ スティックの前後でキャリーを打ち分ける
落としどころ付近にスティックをヨコ向きに置き、転がしなら必ずその手前に、上げる場合は必ずその先にキャリーさせる。同じ距離を狙って落としどころを手前・先で打ち分ける練習も効果的。
”ポイント” 番手やボール位置を変えて打ってみる
落としどころを変えて同じ距離を打つ場合は、番手を変えることとボール位置を変えること、2つの方法がある。これらをいろいろ組み合わせて練習し「引き出し」を増やそう。
後者の練習は、トータルで同じ距離を狙いながらスティックより手前に落とす、先に落とすといった打ち分けをしたり、スティックの位置を前後にズラすなど、さまざまなアレンジが可能。番手やボール位置を変えていろいろ試すと、アプローチの「引き出し」を増やせる。
傾斜に合わせたフォローの位置をチェック!
アプローチ練習場に斜面があれば、ぜひ傾斜から打つ練習もしておきたい。打ち方だけでなく、傾斜によってボールの打ち出し角や高さがどう変わるのかなどもチェックし、経験を積んでおこう。 「打つ前に、右足前くらいからボールの先までヘッドで地面をコスるようになぞり、フォローの抜ける位置を体に覚え込ませるのがポイント。傾斜に合わせて『ここまでヘッドを出す』というイメージを作っておき、それを再現するように打つと、傾斜地でも上手く打てます」
ライの苦手克服オススメ練習法⑥ 傾斜なりに振る
右足前からボールの先まで、傾斜なりにヘッドで地面をなぞり、フォローのポジションを確認してから再現するように打つ。打ち出し角や球の高さもチェックしておこう。
練習場の人工芝マットの上では絶対できないリアルで貴重な経験を、こういうチャンスにしっかり蓄積しておくことも、アプローチの上達には欠かせない。 次にプレーするコースに“アプローチ練習場”があったら、見逃さずに活用しよう。 PHOTO/Tsukasa Kobayashi TEXT/Kousuke Suzuki THANKS/ロイヤルCC 週刊ゴルフダイジェスト11月26日号より
週刊ゴルフダイジェスト