現在24歳で貯蓄「30万円」です。30代になったら何もしなくても「100万円」は貯まるのでしょうか?
貯蓄額の平均は、年齢によって異なると考えられます。現在24歳で30万円を貯蓄している人の中には、30代になると何もしなくても100万円貯まるのかが気になる人もいるでしょう。 今回は20代、30代の平均貯蓄額とあわせて、30代になると何もしなくても100万円貯まるのかをまとめました。貯蓄のコツについてもご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。 ▼定年退職時に、「1000万円」以上の貯蓄がある割合は日本でどれくらい?
20代、30代の平均貯蓄額は?
金融広報中央委員会 知るぽるとが発表している「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査]」および「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査]」では、単身世帯と二人以上の世帯における貯蓄額の平均値・中央値が掲載されています。今回は20代と30代でそれぞれ平均値と中央値がどのくらいになるのかを、表1にまとめました。 表1
出典:金融広報中央委員会 知るぽると「家計の金融行動に関する世論調査」を基に筆者作成 表1を見ても分かるように、貯蓄額の平均値は20代の場合、単身世帯と二人以上の世帯に倍以上の差がある結果です。対して30代になると、単身世帯と二人以上の世帯で平均値に大きな差はない結果となりました。 30代で単身世帯と二人以上の世帯の平均貯蓄額に差が出ない理由はさまざまなものが考えられますが、おもな理由のひとつとして、育児にかかる費用が関係していると想定できるでしょう。 子どものいる二人以上の世帯においては子どもの成長にともなって、学費や食費、お小遣いなどがより多くかかるようになることから、収入が増えてもなかなか貯蓄に充てられない可能性があります。 自身が貯蓄する際は、上記のことを加味したうえで、計画的に進めるとよいかもしれません。
30代になると何もしなくても100万円を貯められる?
30代になったからといって、何もせずに100万円を貯めるのは難しい可能性があるでしょう。前述の調査では、30代単身世帯のうち48.5%は貯蓄額が100万円未満であり、約2人に1人が貯められていないことが分かります。 また、30代の二人以上世帯の約4割は貯蓄額が100万円未満であり、30代になると結婚などの費用がかかることで100万円を貯められない可能性もあると推察できます。そのため、100万円を貯めるには計画性が重要と考えられるでしょう。