子どもたちが考えた健康体操 動きも作詞も 作曲はAI みんなで汗かき「地元を元気に」
体操で学区を元気にしようと、滋賀県草津市の常盤(ときわ)小の児童がオリジナルの体操を考案し、地元のデイサービスセンターでお年寄りと交流した。 オリジナルの健康体操は4年1組の児童が総合学習で取り組んでいる。1学期から体操の専門家を招き動作を考えた。流す曲も、生成AIを利用して2曲をつくり、歌詞を自分たちでつけた。10月の学習発表会では全校や保護者向けに取り組みを披露した。 12日、児童25人が学校近くのデイサービスセンター「常輝(とき)の里」を訪れた。先だって11月に施設を見学し、利用者と交流。それぞれの児童が担当する利用者を決め、約1カ月かけ、各利用者の体の状態に合わせ、いすに座ったままでもできるようにするなど体操の内容をアレンジした。 児童は約30人の利用者と一緒になり、通して練習したあと音楽を流し、約30分間、向かい合って体操した。 お年寄りは「元気が出ました」「汗が出た」と笑顔を見せていた。 児童(10)は「喜んでもらえてうれしかった。体操をつくってよかった」と話していた。近く名称を考案し、年度末に体操イベントを開催するのが目標という。