「米大統領候補」への暴言に「総理への野望」…”裏金議員”大塚拓氏が会合で語ったヤバすぎる内容
「小学生にも馬鹿にされている」
今週末に行われる衆議院総選挙に向けて、各候補者の争いはどんどん過激になってきている。 【5万円以上の寄付を…】進次郎氏が後援会へ送りつけた「おねだり」文書を独自入手! 今回の総選挙は自民党の「裏金問題」が大きなテーマの一つ。裏金問題にかかわった議員は、比例で重複立候補ができず、背水の陣で選挙に臨んでいる。 そんななか、特に目立っているのが自民党所属で埼玉9区に出馬している大塚拓候補(51)だろう。大塚候補は、老舗の靴メーカーである大塚製靴の創業家に生まれて、慶応大学を卒業。その後、東京三菱銀行(現・三菱UFJ銀行)での勤務を経て’05年に衆議院選挙で初当選。’08年には自民党の丸川珠代元環境相(53)と結婚している。現在5期で、財務副大臣の経験もあるベテラン議員だ。 そんな大塚候補だが、今夏から何度か醜聞が報じられた。全国紙政治部記者が話す。 「今年の8月20日に文春オンラインで、大塚氏が7月30日に行われた埼玉県毛呂山町の支援者との会合で総裁選に出馬していた小泉進次郎元環境相(43)について『実力的に無理』『小学生にも馬鹿にされている』などと語ったことが報じられました。 さらに、10月22日のデイリー新潮では、同会合で大塚氏が岸田文雄前総理(67)を批判していたと報じられています」 今回、FRIDAYデジタルもこの7月30日の会合の録音データを入手。そのデータを確認したところ、大塚氏がさらなる「放言」をしていたことがわかった。 ◆支援者に明かした総理への願望 会合が行われたのは、石破茂総理(67)が勝利した自民党総裁選が行われる1ヵ月前だ。アメリカ大統領選にも非常に多くの関心が集まっていたようで、支持者の1人にアメリカ大統領選に出馬しているカマラ・ハリス候補者(60)について、考えを問われた。その質問に対し、大塚氏はこのように答えている。 〈安全保障の面については、アメリカの大統領ってのは、核のボタンに頼っているわけです。で、この核のボタンを我々同盟国に対しても核抑止での安全を供給しなければならないんです。 その最後のトリガーがアメリカ大統領なんですけど、(編集部注:ハリス氏が)アメリカ大統領だったら、ちびっちゃって、核のボタンを押せないなんて見切られると問題なわけですよ〉 仮にもアメリカ大統領選の候補者に対して「ちびっちゃって」と発言していたのだ。また、裏金問題にかかわった議員の報道について話が移ると、大塚氏は饒舌になり、次のように語っていた。 〈私は最初、検察がリークしていると思ってたわけです。それで、頭に来て、検察に怒鳴り込んだんです。(編集部注:リークするなんて)職権を超えていると。そしたら検察と法務省が全否定する。絶対うちらじゃないですって。じゃあ誰だと思ってたら、自民党の顧問弁護士が流してたんです〉 そして、会合が盛り上がってきたところで、大塚氏は自身が支持している小林鷹之前経済安全保障担当相(49)が総裁選に勝利し、「小林政権」となった際のストーリーを会合の中でこう語った。 〈小林政権になったら、彼との間で信頼関係もありますので大臣の座が約束されています。(中略)この際だからちょっと申し上げてみますと、私がターゲットにしているのは6年後。そのあたりから自分が(編集部注:総理として)必要となるんじゃないかという感覚を持っているので。6年後、自分が総理を担う〉 これらの発言について、大塚氏の事務所に取材したところ、 「お酒の入った懇親の場での発言ですので、公表されることを前提としておらず、報道されることは甚だ心外です」 という回答が返ってきた。また、それぞれの発言への回答は、次のようになっている。 ■アメリカ大統領の候補者への暴言について 「飲み会の場での発言であり公表に適さない表現を用いていますが、(中略)アメリカ大統領は腹を据えて同盟国の防衛に当たって頂きたいと言う思いを述べたものです」 ■裏金問題の内情を党の顧問弁護士がリークしたという発言について 「実際に政治資金問題を報じていた報道機関内部の方から伺ったお話をそのまま紹介したものです」 ■自身が総理になるという発言について 「今は出番ではなく小林さんを推すけれども先々は自分も目指しますよ、と言うことをサービストークとして申し上げたものだと記憶しております」 支持者しかいない、身内の会合での「リップサービス」とはいえ、脇が甘いと言わざるを得ないだろう。 彼が「国民の代表」としてふさわしいのか。埼玉9区の有権者の答えは当落の結果でわかるだろう。
FRIDAYデジタル