耳の内外をメンテして初体験の爽快感を
施術をしやすくするために、まず耳の穴の中の産毛をカットします。これは通称“シニア毛”(!)と言われるもので、老人になると時々伸び過ぎて耳から飛び出してしまっている人もいますが、すっきりカットすることで清潔感も出せます。
堀川の耳を覗いてみると、耳垢は意外と少なく、普段のお手入れがなかなか上手なことが判明。それでも奥には残った汚れを発見したので、プロ専用の極細綿棒で優しく取り除きます。
ここまでが、実際に耳の中を掃除していくステップになります。特筆すべきことは、モニター越しに耳垢が少しずつ取り除かれて、キレイになっていく過程が見られることです。この視覚によるすっきり感とその満足度は、エステやマッサージなどで感じられる気持ちよさとも違って、ほかではなかなか体験できない感動かもしれません。 ちなみに、耳垢には主に“しっとり”と“乾燥”の2タイプがあって、日本人の7割以上が乾燥タイプ、欧米人の9割以上がしっとりタイプなのだそう。また、汗っかきの人はしっとりタイプの人が多いとか。掃除していても垢がたまりやすい人、たまりにく人など、体質や先天的なものとも関係しているそうなので、こちらで自分の耳垢タイプを確認してみるのも良いですね。
普段お手入れをまったくしていない、もしくはいつの間にか綿棒で押し込んでしまい、耳垢が鼓膜にまで付いてしまっている人に関しては医療行為に当たってしまうため、すべて取り除くことは難しいそうです。鼓膜手前までの掃除が原則なので、垢を溜め込む前にメンテしてもらうことをオススメします。
クリームをつけて、耳のリンパマッサージも行います。耳に200以上もあるといわれる美容と健康に重要なツボを優しく刺激することで、肩こりや目の疲れ、美肌、ホルモンバランスを整えるなんてうれしい効果も。
最後には目元とヘッドマッサージもついています。ホットタオルで温めることで副交感神経がマックス状態になり、ほとんどの人が寝てしまうとか。ちなみに堀川も取材を忘れて、いびきをかいて寝ていました(笑)。