【写真：Getty Images】

　フェイエノールトに所属するサッカー日本代表FW上田綺世について、アヤックスなどでプレーした元デンマーク代表FWケネス・ペレス氏が言及している。オランダメディア『Voetbal Primeur』が、現地時間21日に報じた。上田は、メキシコ代表FWサンティアゴ・ヒメネスの長期離脱により、スタメンでの出場が続いている。 　 　エースの年内復帰が絶望視されている中、プレータイムが増えている上田。19日に行われたエールディビジ第9節のゴー・アヘッド・イーグルス戦で3試合連続で先発入りすると、4点リードで迎えた58分にネットを揺らし、今季3点目を記録。5-1の圧勝に貢献した。自身の価値を証明するチャンスが訪れている上田に対し、ぺレス氏はESPNの『Dit was het weekend』で、期待を寄せた。 　エールディビジで長らくプレーし、現在50歳の元デンマーク代表FWは「上田について何か面白い話が聞きたいか？驚くべきことがある」と切り出し、「ある統計を見た。彼は8試合のスタメン出場で5ゴール、2アシストを記録している。これは良い数字だと思わないか」とフェイエノールトに加入してからの上田のプレーに、批判的な意見を持っている人々に向けて疑問を呈した。 　続けて、「多くの人が、上田はまだ十分なプレーを見せていないと考えているからだ」と理解を示しつつ、「私は以前から、彼には魅力的な部分があると話してきた。確かに彼のフェイエノールトでのデビューはヒメネスほど派手ではなかったが、それでも先発8試合で5ゴールを挙げている」と上田を擁護している。フェイエノールトの次戦は日本時間24日、UEFAチャンピオンズリーグでSLベンフィカと戦う。難敵相手に上田がゴールを決められるか注目だ。