電動キックボードシェアサービス世界最大手「Lime」日本上陸。都内でサービス開始
「キックボード」と着座式の「シートボード」を展開
車両ラインナップは、海外版と同様に立ち乗りの「電動キックボード」と、着座式の「電動シートボード」の2種類で、日本導入にあたって16歳以上は免許不要な「特定小型原付」の保安基準に適合するように仕様が変更されている。 例えば、ハンドルバーの長さは特定小型原付の全幅規定(60cm以内)に収まるように短くされているほか、歩道モード(最高速度6km/h)や最高速度表示灯の追加など、細かい部分までローカライズドされており、国土交通省の保安基準審査制度である性能等確認制度で適合が認められた機種となるため、安心して利用できる。 ちなみに、電動シートボードの方は、椅子の下部に荷物を入れられる収納スペースを備えており、着座による安全性に加えて利便性にも配慮された設計となっている。 また、ユニークな取り組みとして、スマホアプリを通じて乗車中にヘルメットを着用している写真を送ることで、利用料金の10%割引など各種特典が受けられるシステムを採用している。残念ながらヘルメット着用が必須の第一種原付のシェアサービス「Shaero」とは異なり、ポートに備え付けのヘルメットを貸し出す仕組みではなくユーザー側が持参する必要があるが、現在努力義務となっているヘルメットの着用率向上に向けた取り組みとして評価できる動きと言えるだろう。 【主要諸元 Lime 電動キックボード】 全長×全幅×全高:1350×590×1180mm 重量:34.0kg 歩道走行モード対応:あり バッテリー:リチウムイオン(51.66V・18.3Ah) モーター:400.6W 航続距離:30km タイヤサイズ:6.5インチ(前輪)/8.0インチ(後輪) 【主要諸元 Lime 電動シートボード】 全長×全幅×全高:1380×600×1190mm 重量:40.0kg 歩道走行モード対応:あり バッテリー:リチウムイオン(51.66V・18.3Ah) モーター:400W 航続距離:30km タイヤサイズ:6.5インチ(前輪)/8.0インチ(後輪)